【ツアーNo.22】高千穗神社~奄美の総鎮守~
「高千穂神社」は、明治二年六月創建の奄美の総鎮守的神社。街を見渡す山の麓に鎮座し、境内は木々に囲まれ涼しげです。また境内の奥には湧き水もあります。
境内には、緋寒桜、アマミザクラ、山桜が例年一月中旬から三月にかけてそれぞれ見頃を迎え、隠れた桜の名所。
終戦後の昭和二十一年、奄美は日本から分離されて米国占領下となり、奄美の日本復帰運動の父、泉芳郎はこの高千穗神社で五日間に及ぶ断食祈願を敢行したそうです。
★六月灯と浜下り
六月灯は、毎年七月最終の土・日曜日に約百九十個の灯籠で参道を照らし、五穀豊饒、無病息災を祈る夜祭。境内では、奉納演芸や島唄が行われ、夜店も出店されます。
例大祭である浜下りは、名瀬の御殿浜に神社の御旅所を設け、御神輿とお供の行列が市中を練り歩いて行われる盛大な大祭でしたが、現在は御神前でのみ行われているとのこと。
平成三十一年には御鎮座百五十年を迎え、記念行事と共に浜下りの復活もあるかも……。
奄美市名瀬井根町19-1
御祭神 瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
応神天皇
市杵島姫命(イチキシマヒメノミコ)
灯籠が参道を照らす6月灯の様子。
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